前回の大型JACKオーバーホール作業の続きです。
外した、ハンドポンプ、リザーバー、ラムシリンダー、ラムを
洗浄します。 洗浄についてはサービスセンターのひとり言Vol.3
に書いているので参照ください。
洗浄後、シール交換及びアセンブリー作業を行います。
この固体に関してはハンドポンプ及びラムの状態が良いので
洗浄後に組み立てに移れますが、状態の悪い個体ですと錆取り
、ホーニング、防錆処理といった工程を経てアセンブルになります。
アセンブル作業の完了したJACKに、ハイドロオイルを充填します。弊社サービスセンターでは、オイル充填
にTRONAIRのオイルサービスカートを使用しております。 TRONAIR社製 06-5021-シリーズ
5ガロンのオイル缶がそのままセットでき、オイル缶からダイレクトに充填できるので、洗浄の終わったリザー
バーにクリーンなオイルが充填できます。
オイルを吸い上げるハンドポンプのアウトレット側にオイルフィルタ
ーがセットされているので、万が一、新油の5ガロンタンクをセット
する時に小さなゴミが入ってしまった場合でもクリーンなオイルが
供給できます。
オイルを充填後、無負荷で何度かトップまでラムを伸ばし、トップまでスムーズに上がるか?
各部締め忘れや、組み付け不良等によるオイルリークはないか?
チェック後にロードテスターにSETします。
もうフォークリフト無しでは生きて行けないほど、スカイレーベル印のプラッター活躍しております!
いよいよ耐荷重試験です。 負荷がかかっている状態での各部リークチェック後、最大許容荷重まで
加圧していきます。
事前作動点検時と比べながらデジタル表示機の動きをチェック。
最大荷重をキープしての荷重の変動等、慎重にチェックし、
続いてリリーフバルブの動作確認及び調整作業をします。
全てに問題がない事を確認できたら、出荷前のタッチアップ
作業です。
内部がきっちりオーバーホール終わったのに、錆だらけの部分や
汚れを放置したままではね・・
あくまでタッチアップなので新品同様!・・という訳には
いきませんが、お化粧直ししてお客様の下へお戻しいたします。
次回、点検おまちしております!