前回のつづきです。
それでは修理編~
不具合を起こす原因はほぼつかめたので、部品交換及び修理に入ります。
メインサーキットブレーカーの接点と可動部に不具合を起こしていたので
新品交換します。
つづいて、電源ケーブルの電源プラグ接続部が断線していたので
新規に作り直します。
本来であれば柔軟なケーブルを使用しているので内部で断線する事はまず
ありえませんが、正しいサイズのプラグを正しい接続方法で繋がないと
扱い方により内部断線は起こりえます。
さあ、動作確認です!
もう一度、電源にかかわるラインの導通を確認して・・
メインブレーカーSWを『ON!!』
あらら・・
メインサーキットブレーカーがトリップせずにOFFとはなりませんが
INPUT POWER ON(グリーンの電源ランプ)、WARNING(オレンジランプ)、
FAULT(レッドランプ)が全て点灯し、電圧計に電圧も表示されません。
これは、トランスフォーマー温度高の異常により保護機能が働いている状態です。
思い当たる部分があります。
はい、トラブルシュートの時に見つけたこの部分ですね。
試しに引っ張って見ると画面一番左の端子から、スポッと
ワイヤーが抜けてしまいました。 接触不良を起こしていたようです。
軽く動作確認後に、ここは作業しようと思っておりましたが
ジャパンクオリティでしっかり、きっちり圧着します。
これで大丈夫でしょう!
気を取り直して、メインブレーカーSWを『ON!!』
はい、きました。 INPUT POWER ON点灯、WARNING点灯無し
FAULT点灯無し。 電圧表示正常(28.5V)
異常もなくDC電圧も正しく出力しております。
DC POWER ONのスイッチを押し、機体接続プラグに電圧が出力されるか?
また、DC POWER ONランプが点灯するか確認します。
ランプOKですね。
後でハイテスターで正確な出力電圧を計りますが、トラブルシュートや
最初の動作確認では使い勝手の良いミニテスターが軽いし、小さいし使いやすいです。
機体接続ケーブル出力もOKです。
浮いていた電線留めクランプも接着し天板を戻して、冷却ファンの動作と
EMERGENCY STOP(危急停止スイッチ)の動作確認をします。
各、基板のステータス表示ランプもOKです。
出力電圧が規定値より大きく外れている場合には、この基板で調整します。
全て異常個所は見られなかったので、清掃し、カバーパネルを全て復旧して
終了です~。